【マジック快斗】 名探偵コナンにも出演の人気キャラ

ちょっと古いマンガですが面白い。 名探偵コナンよりも前に連載していた作品。 コナンのスピンオフ作品のように思われているがこちらのほうが前。 怪盗もののマンガでマジックトリックなどの予想をしながら読むと面白いかも。

 

 

 

まじっく快斗』(まじっくかいと)は、青山剛昌漫画

 

 

 

あらすじ

マジック好きの高校生・黒羽快斗はある日、自室に隠し扉があることを発見する。それは、8年前にマジックの最中に事故死した世界的マジシャンの父・黒羽盗一が仕掛けた最後のマジックだった。そこにあったのは世界的な大泥棒・怪盗キッドの衣装。キッドは8年前から姿を消していたが、最近になって復活していた。快斗は衣装を纏い、キッドに会いに行った。そこで出会ったのはかつて父の付き人をしていた、寺井黄之助だった。快斗は父が怪盗キッドであり、事故死ではなく殺されたのだと知らされる。快斗は父を殺した人物を探すべく、自ら怪盗キッドとなる。

怪盗キッドとして活動していたある日、快斗は自分を「黒羽盗一」と呼ぶ組織と遭遇し、彼らこそが父の仇だと確信する。その組織が求めるのは不老不死が得られるという伝説のビッグジュエル・パンドラ。快斗はその野望を阻止すべく、組織より先にパンドラを見つけ出して、破壊することを決意する。

 

 

 

概要

作者・青山剛昌の代表作『名探偵コナン』に怪盗キッドが登場した(スピンオフ作品)ことにより広く知られることとなったが、連載開始は本作の方が古く、作者の初連載作品でもある。また、1987年の初出以前に原型作品『さりげなくルパン』が存在する。

本作は、現実的な世界を追求している『コナン』にくらべコミカルな世界観なため、非現実的なトリックを使ったり、魔法が存在する。しかし、「謎の組織」、「主人公が正体を偽り世間一般に秘密にしている」、「主人公の元の容姿や声が似ている」など両作には共通(類似)の設定が多数あり、作者によれば、この設定には何か理由がある様子。また、主人公・怪盗キッドに対する印象も両作品の間で印象が異なり、『コナン』におけるキッドはクールさが強調されている。

増刊号連載期は単にコミカルな怪盗ものといった雰囲気であったが、盗一の仇である組織が登場して以降、快斗の盗みの目的が明確化したこともあり若干趣が変わっている。コミカルな世界観であることに変わりはないものの、組織の影がちらついたり、父の過去にまつわるエピソードがあったりと以前にはなかったシリアスさが加わるようになり、初期のように特に意味もなくキッドに変身したり、正体露見の可能性のある学校や青子の前で快斗がキッドに扮することはなくなった。

初期の各話サブタイトルには、有名映画のタイトルをもじったものが使用されていたが、「パンドラ」の設定登場後は、各話でキッドがターゲットとしたビッグジュエルの名(これらビッグジュエルの名には大抵「色」の名称が入る)がそのままサブタイトルに使用されることとなった(現在コミック未収録の「怪盗淑女(ファントム・レディ)」は、初代キッドが初めて盗んだ宝石=怪盗淑女、という設定)。また、初期は1話完結だったが、最近のエピソードは、前後編の2話構成や前中後編の3話構成となっている。現在、4巻刊行後に連載された「怪盗淑女(ファントム・レディ)」前編・後編および、「真夜中の烏(ミッドナイト・クロウ)」前編・中編・後編が単行本化されていない。

連載開始から20年以上経ったこともあり、作品初期と現在では絵柄や作風が大きく異なる。