【DEATH NOTE デスノート】紹介

 

DEATH NOTE』(デスノート)は、原作 - 大場つぐみ・作画 -小畑健による日本の少年漫画作品。

 

 

 

あらすじ

 

第一部
page.1(第1話) - page.59(第59話) 単行本 1巻 - 7巻
高校生の夜神月(やがみ ライト)は、ある日、通っている高校の敷地内で奇妙な黒いノートを拾う。それは死神・リュークが落とした、ノートに名前を書かれた人間を死に誘うデスノートだった。犯罪者が存在しない新世界を作るため、月は世界中の犯罪者名を次々とノートに書き込んで葬る。やがて犯罪者を葬る者の存在に気付いた人々は殺し屋(=Killer)の意味から「キラ (KIRA)」と呼び始め、キラを神とあがめる者まで現れた。
一方、キラの存在を察したICPO(インターポール)は、手がけた事件を必ず解決に導く、全世界の警察を動かせる唯一の存在である謎の名探偵L(エル)にキラ事件の調査を依頼。
犯罪者の抹殺を続けるキラを連続殺人犯と見なすLは、キラが日本の関東地区にいると判断し、日本に捜査本部を設け、キラに挑む。こうして“キラ”と“L”は、それぞれの正義を掲げて対峙することになる。

 

第二部
page.60(第60話) - page.108(第108話) 単行本 7巻 - 12巻
第一部の終了から5年後の2009年、2代目Lとなっていた月はキラおよび警察の裏のトップとして世界の本格的な改革に乗り出す。キラとLの見せかけの勝負を演出する裏で月は世界中のキラ信者を確実に増やしていき、ついにはキラは正義と主張する国家が現れ、自分の望んだ新世界が目前まで迫っていた。
Lの死の直後、養護施設ワイミーズハウスで「Lの後継者」として育てられたメロとニアに管理人ロジャーからLの死が告げられていた。その後、ニアを中心にアメリカでSPK(Secret Provision for KIRA)(キラ対策特務機関)が設立される(ニア・レスター指揮官・リドナー・ジェバンニなど)。
そして、謎のマフィアグループによって警察庁長官が誘拐されるも夜神月の計画によって死亡し、今度は夜神粧裕(月の妹)が誘拐され、警察庁のキラ捜査本部の保持するデスノートとの交換が要求される。この事件の対処にSPKも加わるが、月指揮の下、ノートは奪われてしまう。SPKの中心人物・Nは2代目L(月)の無能振りを批判し、アメリカでの2代目Lの実権は自分が握っていることを明らかにする。月はその後の調べによって、誘拐犯もNもLの次期後継者であるメロとニアであることを知り敵愾心を募らせる。メロはニアに勝つため、ニアはキラを捕まえるため、月は2人を殺すため、3人のプライドを賭けた戦いが始まる。

 

特別編

2008年に本誌11号にて、映画『L change the WorLd』の公開に伴い執筆された短編作品。単行本未収録。
2013年、再び原因不明の死者が続出する。だが以前と違うのは日本で死を望む高齢者が次々と死んでいくことであり、その影響で日本は長寿大国1位から6位へ転落していた。日本の捜査本部やニアはデスノートによる新たなキラの犯行であると断定する。

 

 

概要

2003年12月から2006年5月まで『週刊少年ジャンプ』(2004年1号 - 2006年24号)に連載。名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作り上げようとする夜神月と、世界一の名探偵・Lたちによる頭脳戦を描く。

同誌2003年36号に掲載された読み切りが元になっている。2006年には2部構成実写映画版が公開 (外伝映画は2008年に公開)、日本テレビ系列テレビアニメが放送された。話数カウントは「Page-」。2008年2月には完結から3年後を描いた短編が同誌に掲載された。

12巻までの世界累計発行部数は3000万部を突破。宝島社このマンガがすごい!」オトコ版では、2006年と2007年に2位を獲得した。アニメや映画、小説など幅広いメディア展開を見せた。